一般就労に向けたA型事業所の上手な利用方法
現在A型事業所に通っているかどうかは置いといて、将来障がい者雇用での一般就労をお考えの方、多いんじゃないでしょうか。
今回はそんな方々の中から特に、精神に障がいをお持ちの方をターゲットにお話を進めていこうと思います。
まず、とあるデータによりますと、企業の障がい者採用担当者に「精神・発達障害のある方を採用する、またはともに働く場面で課題を感じたことはあるか?」という質問を投げかけたところ、94.9%が「ある」と回答し、その内訳は、
となります。1位は「安定した勤怠が保てるか不安」です。やはり、身体の障がいと違って日によって波が多いであろう精神の障がいをお持ちの方には勤怠の安定がキーポイントになっているようです。
さらに、グーグルで「精神障がい者 勤怠」で検索すると下の方にこんなものが…
はい、やはり精神障がいをお持ちの方は世間から”勤怠が不安定!”と実際見られてるみたいです。
勤怠の安定こそが1番の課題です。
筆者も実は以前通っていたA型事業所の社長のコネで一般就労を紹介してもらいかけたことがあるのですが、能力的に社長のお墨付きをもらえたものの勤怠の不安定を理由に断られた経験があります。(当時月1,2は休んでました)
そこで筆者が一つ提案したいのが、上の例では私のA型での経験が裏目に出たわけですが、これを逆手に取ればいいんではないかということです。
つまり、勤怠の安定を証明するために就労を継続することを支援してくれるA型事業所を利用するという方法です。
A型事業所を〇〇カ月皆勤してましたとアピールすれば企業も少しくらい安心してくれる上に、事業所としても定着支援の実現がかなうため、利用者・事業者・一般企業ともに”スマイル”です。
もちろん無理をして大きく体調を崩しては元も子もないですが、一つのA型事業所の上手な利用方法として提案したいと思います。筆者も最近は勤怠が安定してきているので、就職の際にはさりげなくアピールしておこうかと思います。
以上です。