クロッキー+α
こんにちは、イラストチームのK♀です。
絵の練習に、雑誌の写真でクロッキーしてみました。
※クロッキーとは、じっくり描くのではなく対象を素早く描写することで、観察眼を鍛える訓練のようなものです。
はじめは制限時間を1分に設定していたのですが、さすがに短すぎた… ので途中から3分に変更してやり直し。
3分の方が細部まで描き込めますが、そのぶんどうでもいいところにこだわってしまい全体のバランスが崩れたり、逆に1分の方は制限が厳しいので全体の形を取ることに集中できたりと、色々面白い発見がありました。
あと今回気づいたことは、”3分は意外と長い。”
なかなか楽しかったのでまた今度やってみようと思います。
本当は生身の人間を目の前で描写するのが一番効果的なんですけどね。
話は変わりますが、期間限定で無料配信されている『ブルーピリオド』という漫画にハマっています。
現在アニメも放送中で、アニメ化以前から興味があったのでちょうどいい機会だと思い読み始めました。
主人公は不良でありながら頭が良く成績も優秀で(不良とは?)なんでもソツなくこなせ、仲間にも恵まれ充実した毎日を送っているが、どこか虚しさを感じていた。
そんなある日、とある美術部員が描いた絵を偶然目にし、その絵に惹かれたことがきっかけで絵の世界にのめり込み、ついには難関校と呼び声の高い”藝大”受験に挑むことになる。
といった感じのストーリーなのですが、これがまた共感できることばかりで、一気に読み進めてしまいました。
作者自身が藝大卒なので説得力もあります。
以下共感したセリフ(一部)引用
『楽しんで作って、それ否定されたら立てなくなりそうで怖いんだよ』
『なんでも持ってる人がこっち(美術)に来んなよ』
『俺より上手い人なんかいくらでもいる。でも、この世界の誰より俺は俺の絵に期待してる』
わかる、わかりすぎてつらい…………
やっぱり絵を描く人間は実力に関係なく大体同じようなことを考えてるもんなんだな、と思いました。
私はこういう風に「死ぬほど努力したこと」「何かに必死で打ち込んだこと」がほとんどなく、受験も試験勉強も最低ラインギリギリを適当にやってきたような人間なので、苦しみながらも着実に成長していく主人公がまぶしく見えます。
興味を持った方はぜひ読んでみてください。
私も今度単行本を買おうと思っています。
※おまけ※
約12年前(⁉︎)に描いた年賀状と、現在描いている途中のACイラスト用年賀状絵です。
こうして見ると、確かに同一人物が描いた絵だな、と思える部分がところどころあり、なんだか不思議な気分です。
字は昔の方が綺麗だな……
どうでもいい小話なのですが、物心ついてから初めて年賀状を描いた年が未年で、それから「なんか知らんけど年賀状は毎年羊の絵を描くもんなんや」と勘違いして、次の申年のときも年賀状に羊の絵を描いていました。
(終)