「好き」は才能

「何かに熱中し、好きでいられることは才能です。」
こんにちは。be smile東中島の利用者Hです。「好きの才能」を感じたエピソードをお聞きください。

この間お買い物を楽しんでいる途中、ふと植物のショップの店頭にあった小さなお花に目が留まり、少しだけ足を止めていました。

すると、中から店員さんがやってきて

「このお花可愛いですよね！今、人気の子なんです！苗の状態の子もいるのでよかったら店内もご覧ください。」

正直に言うと、今まで植物への関心をもったことがないし、購入するつもりもありませんでした。

「いやあ、植物を育てたことがなくて…。たまたま目にはいっただけなんです。」

するとその店員さんは
「そうなんですね！初心者さんでも育てやすい子もいますよ！」

とても丁寧な口調と明るいトーン、そして植物の呼び方に“子”を使うその店員さんに興味がわき、思わずそのまま

ついて行ってしまいました。

「この子たちです！お手入れも簡単で場所を選ばず色んな所に置いていただけます。何より、この子達はとっても可愛くて

優しい性格なんです！」

「植物にも性格があるんですか！？」
ほぼ反射で口から出ていました。
通された先には少し小さめな観葉植物、葉っぱに隙間があり不思議な形をしていました。

「はい！この子たちの葉っぱは下の方にいる葉っぱたちにも日光が届くように隙間をあけているんです！私もお気に入りの子で

レジカウンターにも置いているんです！」

なるほど、この不思議な葉っぱの形には意味があったのか、と感心しました。

「店内は冷房もきいているので、良かったら涼むついでにうちの子たちを見ていってくださいね。」
そう言い残し、店員さんは店の奥に消えていきました。

植物も奥が深いなあと感じつつ、結局私は購入はせずにそのまま帰路につきました。

そんな中、とあるYouTuberの言葉が私の中に思い浮かびました。
「その分野のいいところや魅力を見い出し、好きになれるのも才能です。」

すごく丁寧にわかりやすく“良さ”の説明を受けても私には植物を好きになれる才能はありませんでした。
でも、私は動物がとても好きです。ヘビでもカエルでも虫でも好きになれます。そしてこれもきっと才能なんだろうなあと、自分を知るきっかけとなる出来事でした。

長文読んでいただきありがとうございます。皆様の中にある才能も見つかりますように。

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